もう二カ月もすれば今年のフレッシュマン(あんまり最近はこう言わないでしょうか・・)が各社に入社してきます。初期の段階で関わらせてもらうことも多いのですがやっとのことで採用となった会社での社会人生活がはじまると同時に、不安に満ち満ちているものです。受入側は、育成に着手する前にしっかりと定着を図らなければなりません。イマドキの人たちの多くは理屈を肚オチさせることで前進していきます。
その要素の一つが時間管理。堅苦しく考えなくても「前倒しで物事に取り組んで行くためには優先順位と計画性が必要」ということです。まず「決まった時間に起床する事」は社会人としては当たり前かもしれませんが、自由を謳歌してきた新卒にとってはなかなか大変なこと。また、朝ごはんを食べる習慣や新聞に目を通すことなどもしたければそれなりに出勤時間から逆算しなくてはなりません。そうこう考えていると夜更かしも頻繁にはできないな・・ということになります。派生して仕事運びも、どれに時間がかかり、どれを先にすべきかを考えるようになれば組み立て方もリズムができてきます。
私たち十分に社会人生活の長い人間も、いつの間にかそういったことはある程度身についているものですが上司や先輩、家族や周りの人からいろいろ享受して今があるわけです。未熟な彼らにも緩急つけた指導・アドバイスで、最終的には彼ら自身が働きやすいフィールドづくりをフォローしていきましょう。ポイントは「理屈をわからせる」ことです。